
名刺を切らしてしまっているのに気づいて困ってしまった経験がある人もいるでしょう。当日のうちに何とかして名刺を手に入れなければならないけれどどうしたら良いのかと途方に暮れて諦めたことがあるかもしれません。
やり方を知っていれば困ったときにすぐに名刺を作成することができるので、基本的な方法を理解しておきましょう。
まずは自分で作るのが基本
名刺のデータファイルが既にできているというのであれば印刷することだけが課題になりますが、そもそも印刷できる名刺データがないという場合には作成から始めなければなりません。会社員の場合には会社が提供しているテンプレートに従って作成しなければならない場合もあるでしょう。
もし手に入れていないのなら担当部署に連絡する、業務システムからダウンロードするなどといった方法で入手することが必要です。会社で一斉して発注する仕組みになっているときでも、当日中に手に入れることはまずできません。
禁止されていないのであれば自前で何とかして今日中にデータを作成して印刷しましょう。小さな会社の場合には自社テンプレートがない場合もあるでしょう。また、個人の名刺の場合には一から作らなければならないのが基本です。
このようなときに本当にデザインを一から作っていると時間がかかってしまいます。テンプレートを使用して作成するのが無難なので、インターネット上からダウンロードしたり、印刷会社のツールを使って作成したりしましょう。
名刺は自分で作る以外にもデザイナーに依頼して作ってもらう方法もありますが、当日中に仕上げてくれるようなことはまずありません。自分でテンプレートを使って速やかに仕上げることを前提として考えましょう。
プリンターで印刷すると確実
名刺データができたらいかにして印刷するかが課題になります。もし複合機やレーザープリンターではなくインクジェットプリンターがあるなら自前で印刷してしまうのが確実です。インクジェットプリンターに対応している名刺印刷用の用紙が販売されています。
印刷業者や家電量販店、ホームセンターなどの店舗で販売しているので、必要な枚数分確保してきましょう。プリンターの種類によって対応できる用紙の厚さや種類、サイズに違いがあるので、プリンターの説明書と用紙のパッケージに書かれている表示を比較して確認するのが大切です。
用紙によって印刷に対応できるソフトウェアが限定されていることもあります。ワードやパワーポイントなどで作成した場合に印刷できない場合があるので注意しましょう。専用のソフトウェアをダウンロードしてインポートすれば印刷できることがほとんどです。
PDFファイルにも対応していることが多いので、PDFを作成して印刷することも考えましょう。自前での印刷は数枚なら数分で終わってしまうのでとても便利です。困ったときのために用紙を手配しておけばいつでも気軽に名刺を印刷できます。
コンビニでも印刷が可能
インクジェットプリンターがない、用紙を買いに行くのは大変ということもあるでしょう。このようなときに役に立つのがコンビニで、マイ名刺などのアプリを使うことによって印刷できるようになっています。ウェブアプリでも動かすことができるのでスマートフォンやタブレットがなくても問題はありません。
名刺の画像データを登録しておき、アプリ上で印刷したいデータを選んで用紙サイズを指定すれば良いというとてもシンプルなシステムになっています。このようなアプリ上での操作を終えるとプリント番号が手に入るので、コンビニの端末を使ってプリント番号を入力すれば印刷できます。
その気になれば一枚だけ残っている名刺をコンビニで増やすことも可能です。コンビニの複合機を使って名刺をスキャンしてデータをスマートフォンに取り込み、そのデータをアプリに登録しましょう。そして、印刷の手続きをしてプリント番号を手に入れたらその場でまた複合機を操作すれば印刷できるのです。
出先で名刺が足りなくなるのに気づいて困ってしまったというときの応急の措置として頭に入れておくと良い方法です。
業者に依頼するなら店頭が無難
業者に名刺印刷を依頼する方法でも当日に手に入れることは可能です。基本的には店頭営業をしている印刷業者にデータを持って行ってすぐに印刷して欲しいと伝えるだけなので簡単でしょう。業者によって受注と納品のシステムが違うので、すぐにその場では印刷してくれないこともあります。
ただ、印刷機の空き状況によっては例外的に対応してくれたり、そもそも即時対応のために印刷機を用意していたりする業者なら数分で対応してもらえるでしょう。大量印刷でも対応してくれることが多いので、今日中にたくさん名刺を手に入れて海外に行かなければならないなどといったときには効果的なやり方です。
ネット注文なら自社配送か店頭引き取りが必要
ネット注文によって名刺を印刷してもらう方法が一般的によく用いられるようになっていますが、当日中に手に入れることは困難な場合がほとんどです。即日対応をしているところでも印刷を終えて発送するまでが当日中というだけであって、手元に届くのは翌日以降という場合が多いからです。
ただ、自社配送をしている業者の場合には時間帯によっては当日のうちに配送してもらえる可能性があります。ネット注文で当日中に名刺を手に入れたいというときには無難なのは店頭引き取りが可能な業者で、近くに店舗があるなら店頭で交渉をするよりも発注してから店舗に向かった方が早い場合もあります。
ただ、ネット注文ではサンプルの確認を希望したり、修正した方がよい箇所が見つかって連絡を受けたりするとやり取りに無駄な時間がかかってしまうこともあります。電話を使って簡単に打ち合わせを進められるようにした方が無難です。
ネット注文にこだわりがないのなら、当日のうちに名刺が必要な場合には手間がかかるので避けて通るようにしましょう。
素早く作成して当日中に名刺を作ろう
名刺作成は速やかにデータを作ることさえできれば当日中に終えることはそれほど難しくはありません。インクジェットプリンターで自前で印刷をするか、アプリを使ってコンビニで印刷するのが良い方法でしょう。印刷業者に依頼したい場合には店舗で手続きをするのが無難な方法です。
ネット注文を使って時間を無駄にかけないようにしましょう。